大阪府 新年度予算(案) その1
- 2012年02月28日
- 活動報告
こんにちは。
昨日から大阪府議会の代表質問が始まっていますが、今回の議会に上程されている
平成24年度予算案について書いておきます。
1.歳出
〇予算規模 一般会計 3兆192億円(前年度比93.1%)
特別会計 9,455億2100万円(前年度比91.5%)
一般会計の内、公債費・税関連歳出・基金への積立金を除くと、2兆3,051億円の歳出になります。
歳出の中で最も大きいのが『人件費』で、約8344億円計上されています。
この人件費の対象となるのは、行政職員、小中高等学校教職員、警察官等合わせて府下で89,789人。
〇公債費
平成23年度最終で、2839億円計上することにより、23年度末の府債残高は5兆3,869億円
この中には、国が将来交付金で補填することなっている臨時財政対策債等を含んでいます。
〇建設事業費
平成24年度当初で、1,763億円
平成7年度には約7,300億円、平成17年度には2,950億円あったものが、今や1千億円台になっています。
すぐにやり玉にあげられる公共事業ですが、これ以上削ることは避けるべきだと思います。新設インフラに加え、
高度経済成長以来整備してきた道路等の施設が更新時期を迎えており、これらの対応を考えていくうえでも、
土木部局には予算部局に負けないように頑張ってほしいと思います。
〇減債基金の積立
平成24年は260億円積み立て、これで積立不足額は▲3,993億円
大阪府では、平成13年~19年度の間に、財政再建団体転落を回避するため、減債基金から合計5,202億円の借入れを実施したため、
これを復元するために橋下前知事以来、毎年積み立てています。まだまだ先の長い話ですが、将来世代のため着実に復元するように監視していきます。